イスラエル、年末までに医療大麻輸出認可の可能性

国民議会議員ヨアーヴ・キッシュ氏が医療大麻の規制輸出を認可する法案を提出した。認可により、10億新シュケルの税収を得る見込みだ。すでにイスラエル企業は、ヨーロッパ市場に展開している。

イスラエルが、年末までに医療大麻の輸出を認可する可能性がある、と有力な議員が12月6日に語った。これにより、国家の財源に拍車をかけ、海外で農場展開する企業数を減少させることが見込まれる。

イスラエル企業は、好都合な気候と高い医療・農業技術をもち、医療大麻製造では世界トップクラスだ。

財務・厚生省は、輸出により年間10億ドルをもたらすと見込んでいるが、国民議会議員の中には、栽培量の増加によって街中や家庭に薬物が流れることを恐れ、イスラエル製大麻を海外に輸出することに否定的なものもいる。

国民議会の内務大臣であり、環境委員会会長であるヨアーヴ・キッシュ氏が、輸出者により厳しい規制を課し、違反に対して投獄や多額の罰金を課すと定めた上での輸出を認可する法案を提出したことで、状況は変わった。

法案は11月最終週に3回中1回目の投票で可決され、キッシュ氏主導の委員会の再審議にかけられている。「年末までに合法化を完了させるつもりだ。」と、キッシュ氏がロイターに語った。

「我々は、医療大麻は薬品であり、重要なものだと信じている。イスラエルの農家と経済に大きな可能性をもたらすものだ。」とキッシュ氏は続け、規制により年間10億新シュケル(2億6800万ドル)の税収増になると見込んでいる。

現在、イスラエルには8つの栽培企業がある。その多くが、国際市場に参入するために海外で農園を経営するという手段をとっている。政府によると、承認を申請する事業主は多くいる。

南イスラエルに農場をもち、12月1週目に現地の医療大麻供給社ティクン・オラム(Tikun Olam)との取引にサインした新規企業カンビット(Cannbit)は、もし新しい法案が通過しなかったら、ポルトガルに新しい農場を作る計画だと語った。

「もしイスラエルから輸出ができるなら、他の土地への投資を減らすことができる。」と、CEOのヤロン・ラゾン氏は言う。

別のイスラエルの大麻栽培社のTogetherは、カナダ企業への大麻製品供給の3億ドルの契約にサインし、すでにヨーロッパで農場を立ち上げている。

「イスラエルからの輸出は、産業にとっても経済にとっても大きな影響を及ぼすだろう。」と、最近医療大麻企業カンドック(Canndoc)を買収したインターキュア(InterCure)の支配株主アレックス・ラビノヴィッチ氏は言う。

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