カナダ、子供を配慮したマリファナ入り食料品の管理に対する官僚の早急な対策が求められる

・食品摂取によりマリファナ中毒が急増している
・多くの小売業者が麻薬入りブラウニーや菓子を販売している

若い年齢層における大麻中毒が急増する中、カナダの医療従事者は、マリファナ製品を未成年が入手できないようにするより厳しい管理の必要性を訴えている。

カナダは、先月娯楽用麻薬を合法化した世界で2番目と国家となったが、少なくとも2019年までは薬物の食料品販売は国家として禁止する。しかしながら、法律は、国内で大麻入りのブラウニーやキャンディーをオンラインや店舗で公に販売することを規制する効力はほぼない。

オンタリオ州とアルバータ州では、去年だけでも20歳以下の中毒の事例が600件を越えており、2014年の倍の数字だ。また両州だけでも、4歳以下の子供が大麻入り食品を摂取して救急治療室に搬送された事例が去年24件発生した、とカナダの衛生保険情報機関が発表している。

「確実に急増していると言える。」と、オンタリオ毒物センターディレクターのマーガレット・トンプソン博士は言う。「アメリカのいくつかの州で起きているような、大幅な増加が起きるかどうかは、確かなことは言えない。」と続けた。

合法化に伴い、いつくかのアメリカの州で大麻に関連する病院搬送案件が急増した。コロラド州は、救急搬送数が記録的な増加をみせたことに伴い、以前は規制されていなかった食料品市場に関する規制を早急に強化した。子供に麻薬製品が目につかないようにするために、改訂された州における規制により、製品を動物・フルーツ・人間に見えるようなデザインを禁じ、テトラヒドロカンナビノール(THC)含有量を制限した。

大麻の効果は、食料品から摂取した場合の方が時間をかけて発生し、グミやクッキーを摂取する方が、吸引するより容易なので、医者は食料品での中毒事例への懸念を強くしている。

今夏、ブリティッシュコロンビア州で少女が、両親の車の後部座席に見つけた含有量不明の大麻入りグミを摂取したことを両親が発見し、救急搬送された。

「世界中の警察にそれぞれの子供の警備をさせるのは公平ではない。それは、明らかに親の責務だ。」と、食料品オンラインショップTreatsandTreatsを経営するヤニック・クレイグウェル氏は言う。「親は、自分が購入したものが子供向けのものかどうか確認する責任がある。」と続けた。

カナダ保健省は、政府経営の店舗でマリファナ販売時は、子供の手に届かないような梱包をするように要請を出している。しかし、医療従事者は、それでは不十分だとしている。

「毒物学者・救急医として、大麻入り食料品の中には子供の興味を引くものがあると感じている。だからこそ、子供をより危険にさらすことになっている。」と、トンプソン氏は言う。カナダ保健省は、子供の嗜好に合う味付けの大麻製品を禁じることを検討してきた。

食料品は合法的に購入することはできないので、マリファナの向精神性分であるTHCの1つあたりの処方容量は定められていない。バンクーバーにある、オンラインでブラウニーを販売する企業では、コロラド州の法定量の9倍近いTHC含有率のものだ。

合法化を監督している大臣ビル・ブレア氏は、食料品中の有効性や純度を規定する規制を1年以内に提案する予定だと言う。

大麻法は、未成年に薬物を提供することに厳しい規制を課しており、最高15,000ドルの罰金と懲役14年に処される。

「薬物に関連するものを管理する際はより多くの規制を設定するべきだとする、医師の意見に絶対的に合意する。」と、クレイグウェル氏は言う。「しかし、現状はグレーゾーンにあるということが、問題だ。」と続けた。

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