オーストラリアの医療大麻産業が好況になるとの調べ

オーストラリアの医療大麻産業はまだその初期段階にいると言えるが、新たなレポートが発表した驚くべき統計によると、近いうちに何十億ドル市場にもなりうるという。

1日に約7人が、医療大麻の認可を受けているといわれている今、新しい研究によると、この10年以内に1800万ドル市場にまで成長するという。

全国的に医療大麻が合法化されてから2年経つが、未だに薬物の入手は厳しく規制されている。しかし、新しいオンライン申請システムの導入によってここ数ヶ月で認可数は増加している。

治療製品管理局(The Therapeutic Goods Administration)は、8月9月の間に特別アクセススキーム(Special Access Scheme)を通して469件の申請を認可した。1月2月の認可数97から大幅に増加している。

治療製品管理局(TGA)によると、正確な患者数を計算することはできないが、1人の患者が複数の申請の認可を受けることは可能だという。大麻産業はここ数年で好況を迎えると予想されており、今週シドニーで開催されたカンナテック会議(CannnaTech Conference)で集まった大麻製薬セクター・主唱者・患者に期待を持たせた。

市場戦略企業であるプロヒビジョン・パートナーズ(Prohibition Partners)は、現在年間1770万ドルの価値である全国的に合法化された医療大麻市場は、2024年までに12億ドル、2028年までに30億ドルにまで膨れ上がるだろうという新しいレポートについて論じる。

オーストラリアの大麻産業は、近年中に合法化が実現すれば、この10年以内に年間最大88億ドルの価値になる娯楽使用大麻市場が加わることでさらに拡大することになる、とレポートは言う。

オーストラリアで最初に合法大麻オイルを入手したひとり、ニューサウスウェールズ州在住の父親サイモン・スウィーティング氏は、慢性脊髄痛の治療で1日に10-15錠の薬を摂取していた。合法の大麻オイルを入手するまで、1年近く、主治医の懸念を解消することを含め、あらゆる問題を乗り越える必要があったと、同氏は語った。

2月に大麻オイルを使用を開始した後、いまでは全く薬を摂取していない。

「毎日液体状のオイルを口から摂取しています。ぶどうの種のような味がします。このオイルが私の人生を変えてくれました。」と、47歳の同氏が弊紙に語った。

カナダの医療大麻製造社ティルレー(Tilray)の最高科学責任者ジョシュア・イーズ氏は、医療専門家の参画はより多くの患者が合法的な大麻治療を受けられるようにするために必須だと認めている。

最大の誤解は、大麻がもつ副作用や悪影響がオピオイドなどの他の痛み止め薬よりも悪いものだということだ、と同氏は言う。

「どの医療製品にもあるように、副作用はあるが、医療大麻は患者にとって悪影響がかなり少ない選択肢になりうる。」と続けた。

研究者は、てんかん発作・PTSDやその他の疾患を治療する安全な方法を研究しており、娯楽使用大麻と医療大麻産業はそれぞれ完全に独立した方向に進んでいると強調した。

「娯楽使用大麻とは全く異なる動きだ」と、イーズ博士は言う。

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